色々な求職者の方とお話する中で「人事採用やってみたい」というお話をよく聞きます。
未経験からであればどのような方が向いていてどのようにしたら転職できるでしょうか。
ご紹介いたします！

人事・採用と言っても「人事≠採用」とは限りません。
人事部の中の採用担当と考えた方が基本的に正しいでしょう。採用部ってあまり聞いたことないですよね？

・採用計画の立案、実施
企業が求める人材像を明確にし、募集要項の作成や採用計画を立てます。
新卒採用や中途採用など、採用の種類に応じた計画を行い、面接日程の調整、応募者の管理なども行います。
・面接、選考の実施
応募者との面接や適性検査などを実施し、企業に合った人材を見極めます。
面接官として候補者のスキルや性格を評価し、最適な人材を選考する役割を担います。

ここまでが採用担当としての業務が多いです。またダイレクトスカウトを使っている企業などはさらにそこに業務が乗ってくるでしょう。
ここから下は人事部としての職務になります。

・人材育成、研修
採用後の社員の育成プランを考え、研修の企画や運営を行います。新入社員向けの研修や中堅社員向けのスキルアップ研修などが含まれ、社員の成長を促す環境を整えます。
・労務管理
勤怠管理や給与計算、社会保険の手続きなど、社員が安心して働ける環境を作るためのサポートも行います。また、社員の健康管理やメンタルケアに関する業務も担当することがあります。
・人事制度の企画、運用
企業の人事制度を設計し、社員の評価制度や昇給・昇格に関する仕組みを整えます。公平な評価制度を通じて、社員が働きがいを持てる職場を作ります。

大きく分けてこのような仕事内容があります。

一つ一例を見てみましょう！

9:00
出社・朝礼参加、メール確認・返信（採用応募者からのメールや社内の問い合わせへの対応）
10:00
採用ミーティング（採用担当チームとの打ち合わせ、進捗確認や採用ターゲットの再確認）
11:00
求人広告の確認・更新（応募状況を確認し、必要に応じて求人情報の修正や新たな媒体を検討）
12:00
昼休み
13:00
面接1（応募者とのオンラインまたは対面での面接、評価シートに記録）
14:00
面接2（応募者との面接、1時間ほどを目安に、会社説明や質疑応答も行う）
15:00
面接フィードバック作成（面接結果や評価をまとめ、採用チームに共有）
16:00
社員研修の準備（新入社員研修の資料準備やスケジュール確認、社内講師との打ち合わせ）
17:00
労務管理業務（勤怠のチェックや、必要な社員の手続きのサポート、社会保険や手当の申請など）
or
人事評価資料の作成（社員の評価データを整理し、昇給や昇格に向けた資料を作成）
18:00
翌日の準備・業務の振り返り（明日の予定を確認し、進行中の業務をリスト化、残務整理）
18:30
退社

あくまで一例ですがお聞きした担当の方はこのように業務をこなされています。

未経験からならどんな人が向いているのでしょう。
ざっくりと人柄として以下のような方があてはまります。
・コミュニケーション能力が高い人
・共感力と柔軟性がある人
・観察力と判断力がある人
・チームでの協力ができる人
・細かい作業やスケジュール管理が得意な人

とはいえ主観の判断もあるため具体的に前職ではどのような職が向いているのでしょうか。
・営業職
営業は、対人スキルやコミュニケーション力が必要な職種であり、これは人事・採用においても重要です。また、営業では顧客のニーズを理解し、最適な提案を行う能力が養われるため、応募者や社内との調整・折衝能力が活かせます。

・接客・サービス業
接客やサービス業では、お客様のニーズに応えるための柔軟な対応力や共感力が求められます。人事採用でも、応募者や社内スタッフと信頼関係を築く力が重視されるため、このようなスキルが活かせます。

・カスタマーサポート・コールセンター
カスタマーサポートの業務では、顧客の課題を解決しながら丁寧に対応するスキルが養われます。人事採用においても、丁寧な対応や問題解決能力が求められるため、スムーズに役立てられます。

・人材系
人材系では採用の流れが分かっている点、エージェントとの打ち合わせにも経験が活かしやすいです。人事採用の求人票の中には人材系の経験値を問われるものがあるほどです。

その他にも自分が向いているのか、どんな書類を作ったらいいのかなど是非ともご相談ください！